ハワイアンキルト

☆ハワイアンキルトの基本をマスターしよう♪クッションカバーの作り方

こんにちは、OKIKOです!
今回は、ハワイアンキルトのクッションカバーをつくりましょう!

ハワイアンキルトの基本レッスン♪

ハワイアンキルトのクッションカバーは、初心者さんにとってもおすすめなアイテムです。

クッションカバーの作り方の中には、モチーフのカットから、アップリケ、キルティング、そして仕上げの方法まで、ハワイアンキルトをつくる上での基本的な要素がぎゅっと詰まっています。
クッションカバーが出来るようになると、その応用でハワイアンキルトの色々なアイテムが作れるようになりますよ☆
この機会にハワイアンキルトの基本をマスターしちゃいましょう♪

ここでは、図解を使って丁寧に解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね♪
それでは、レッツスタート♪

作り方

用意するもの

完成サイズ:45cm×45cm

土台布 50cm×50cm 
アップリケ布 45cm×45cm 
あて布 50cm×50cm 
キルト綿 50cm×50cm 
裏布(後布)45cm×50cm 
パイピング布 5cm×100cm(2本) 
ファスナー40cm 

Step:1 アップリケのカットとしつけ

ハワイアンキルトのクッションカバーは、上下左右対称のシンメトリーなデザインが基本です。基本の1/8のパターンを覚えておくと、1/4や1/2のパターンにも、非対称のデザインにも応用できます。

生地の準備

①土台布を50cm角、アップリケ布を45cm角の正方形で用意します。
②土台布、アップリケ布を、それぞれ図の順番通りに8分の1に折りたたみます。

アップリケをカットする

①8分の1に折りたたんだアップリケ布にチャコペンで型紙を写します。
②カットする位置の1cm手前あたりにまち針を打つ。このとき、8枚しっかり針が通っているか確認しましょう。
③よく切れるハサミを使い、チャコペンの線に沿ってカットします。

アップリケ布を広げる

①土台布を広げます。
②土台布の上にアップリケ布を置き、図の順番で広げます。このときに、土台布とアップリケ布の折り目の線がきちんと合うように注意しながら、丁寧に広げていきましょう。

しつけをする

①まち針を打つ。まち針は、まず中心から外に向かって対角線のラインに打ち、さらにアップリケの細かい部分にも打っていきます。
②しつけをする。アップリケの端から1cm程内側をしつけします。しつけが終わった箇所から、まち針を外していきましょう

Step:2 アップリケをする

カットしたアップリケ布を「たてまつり」で布端を折り込みながら土台に縫い付けていきます。2~3mm間隔で、周囲をすべてまつります。アップリケの形がきれいに整うように、丁寧に仕上げていきましょう。

たてまつりの縫い方

まず、針先を使ってアップリケの布端を2~3mm幅で折り込み、アップリケの折山に針を出します。次に、すぐ横の土台布をすくって、再び折山に針を出します。これを1.5~2mm間隔で繰り返し、アップリケの周囲をすべてまつります。縫い終わった箇所からしつけを外していきましょう。

角の頂点の縫い方

①角の先端の幅が5mm程になる位置でいったん針を止める。
②はみ出した折代をカットする。
③先端(a)を折り込み、頂点でひと針すくう。
④頂点から自然な曲線になるよう、反対側(b)を折り込みまつっていく。

くぼみ部分の縫い方

①くぼみの4~5mm手前でいったん針を止める。
②反対側から、針の背中でUの字を書くように縫い代を折り込む。
③指でしっかり押さえながらまつっていく。

Step:3 キルティングのしつけ

アップリケのたてまつりがすべて終わったら、キルティングの準備をします。
あて布→キルト綿→アップリケした土台布の順にかさねて、ずれないようにしつけをかけましょう。

キルト綿を入れてまち針を打つ

①あて布→キルト綿→アップリケした土台布の順に重ねたら、まち針を打ちます。
まち針は図の順番に、中心から外に向かって打っていきましょう。
②まち針と同じ順番で中心から外に向かってしつけをかけ、最後に周囲のしつけをかける。

Step:4 キルティングをする

キルティングには専用のフープを使うと便利です。フープを使うことで、キルトの縮みやゆがみを軽減し、きれいに仕上げることができます。また慣れてくれば2~3針続けて縫うことが出来るようになります。

キルティングの流れ

キルティングの流れ
落としキルト
アップリケのすぐ際のところをキルティングします。落としキルトをすることでアップリケにぷっくりとした立体感が生まれてきます。
キルトライン
アップリケの中をキルティングします。葉脈、花びら、魚のひれなどモチーフの模様をキルティングで描いていきます。
エコーキルト
アップリケの周りを等間隔にキルティングし、波紋を描いていきます。間隔は作品によって変わりますが、クッションカバーであれば1cm程度が良いでしょう。

キルティングの縫い方

①針を縫いはじめの位置より少し離れたところから入れて、縫いはじめの位置に出し、糸を引いて玉結びを綿の中に引き込みます。このときに、一番下のあて布はすくわないようにします。
②続けて2~3mm間隔で縫い進めていきます。針は寝かせずに垂直に刺して、あて布まできちんとすくうようにします。
③縫い終わりは、針を玉止めのすぐ横から刺して少し離れたところに出し、縫いはじめと同様に玉止めを綿の中に引き込みます。出てきた糸をカットするときは、少し引っ張るようにして生地の際で切ると、きれいに仕上がります。

フープを使った縫い方

①針を垂直に差し、フープの下から左手の中指(または人差し指)で針を受けます。
②右手で針を倒すと同時に左手で針の背中を押し、針先を表布に押し上げます。
③右手中指で針頭を押し、ひと目すくえたら針を引き抜きます。

Step:5 仕上げ

出来上がりサイズにカットする

キルティングがすべて終わったら、45cm×45cmの出来上がり線を引いてカットする。

後布(裏布)にファスナーをつける

①図の部分にジグザグミシンかロックミシンをかけておきます。
②2枚を中表に合わせて上下の端の2.5cmをミシンで縫い、間の部分をしつけ縫いする。
③縫い代を割り、生地とファスナーの中心を合わせてまち針で止め、ファスナーを縫いつけます。縫えたら②のしつけをほどきます。
④後布ができたら、キルトと合わせて周囲を仮縫いしておきます。

パイピングをする

①図を参考にしてテープをつなぎます。
②テープを四つ折りにして、アイロンで折り目をつけておきます。キルトに縫い付けるとき、この折り目を利用します。

③キルトにテープを縫い付けます。(下図参照)

まとめ

いかがでしたか?クッションカバーは、ハワイアンキルトの定番アイテムなので、初心者さんにぜひ作ってもらいたいアイテムです。
全体的な大きさもちょうどよく、アップリケ、キルティング、縁取りの始末(パイピング)と、ハワイアンキルトに必要な要素がぎゅっと詰まっています。
大きなタペストリーやベッドカバーだって、大きさが変わるだけで基本的な作り方は同じですから、クッションカバーに慣れてきたらぜひチャレンジしてみてくださいね♪